事務所名 | すずき行政書士事務所 |
代表者 | 特定行政書士 鈴木雅子 |
電話番号 | 090-7713-3792 |
営業時間 | 9:00~17:30 |
定休日 | 土日祝日 |
所在地 | 茨城県筑西市甲 |
対象エリア | 筑西市・桜川市・下妻市・結城市・八千代町・つくば市・ 小山市・真岡市 近隣 |
*事前に予約して頂ければ土日祝日・時間外にも対応いたします。
私はなぜ遺言・相続専門の行政書士になったのか
こんにちは。
筑西市にあります「すずき行政書士事務所」の鈴木雅子と申します。
遺言・相続業務が専門の行政書士です。
私には、二人の叔父がおりました。母方の叔父と父方の叔父で、二人とも独身・独り暮らしで子供がおりませんでした。
母方の叔父は退職後、人と接することはせず、ひとりでいることを好んでおりました。母が心配し、まめに様子を見に行っておりましたが、叔父に会える時はあまりなかったようです。大変ありがたいことに、ご近所の方々が気にかけてくださり「昨日は、買い物に出かけたみたいよ」と教えていただくこともありました。
ある時、「このところ外出していないようだ」と連絡があり様子を見に行くと、叔父が倒れておりました。救急車を呼びましたが遅すぎました。あまりにも突然のことで、母も私も混乱し、手が震え、心臓が止まりそうでした。それでも、葬儀屋さんの手配やお葬式の準備などしなくてはならないことがたくさんあり、悲しんでいられません。何とか葬儀を終えると、今度は家の片づけや遺品整理です。古い家のため物がたくさんあり、途方にくれてしまいました。片づけをしていると、叔父の生活の様子が少しわかり、どんな気持ちでいたのか、独りで寂しくなかったのか、倒れた時苦しくなかったのかなど、考えると涙が出ることも…。
生前何か出来なかったのか?幸せな人生だったのだろうか?今でも自問自答しております。
父方の叔父は70歳頃から大病を患い、入院・手術・通院を繰り返しておりました。叔父はなるべく私に負担をかけないようにと、できるだけ通院も自分で行き、大きな家財道具は処分し、ご近所の方や葬儀屋さん、お坊さんにも死後のことをお願いしておりました。最後まで本当に強い叔父でした。
子供のころからずっと叔父と姪の関係でしたが、戸籍上では私は「いとこの子」、相続人ではありません。相続人にあたる人がいなかったので、叔父が亡くなると預金も引き出せません。そのことはわかっておりましたが、私から叔父に遺言書を書いてほしいとは言えませんでした。
幸い不動産や大きな財産もなく、生前に叔父がいろいろと考えてくれたので困ることはありませんでしたが、市役所へ「死亡届」を出した時、「届出できる人」は決まっており、たとえ喪主であっても届出が出来ない場合があると知り、ぞっとしました。
このような経験から、おひとり様の相続に役立つ仕事をしたいと思い、遺言・相続専門の行政書士になりました。