認知症サポーター養成講座に参加しました~誰もが安心できる筑西市を目指して~
先日、筑西市の地域包括支援センター主催の「認知症サポーター養成講座」に参加し、認知症サポーターになりました。
講師は、地域包括支援センターの社会福祉士の方。認知症についての正しい理解や、地域でできる支援の方法をわかりやすくお話してくださいました。
■ 認知症とは?
政府広報オンラインによると、認知症とは「様々な病気により、脳の神経細胞の働きが徐々に変化し、記憶や判断力などの認知機能が低下して、社会生活に支障を来した状態」をいいます。
高齢になるほど発症リスクは高まり、誰にとっても無関係とは言えない身近な問題です。
■ 筑西市の高齢化の現状
筑西市の令和6年の人口は約10万人。そのうち65歳以上の方は約3.2万人と、全体の約32.4%を占めています(令和7年1月時点推計)。
ひとり暮らしの75歳以上の方も6,000人を超えており、高齢者世帯の孤立が心配される状況です。
■ 認知症予防について
軽度の認知障害(MCI)の段階であれば、生活習慣の改善や適切な刺激によって、認知機能の低下を防ぐことができると言われています。
健康的な生活を送ることはもちろん。「有酸素運動と脳トレ」二つのことを同時に行うこと、例えば誰かと話しながら歩くなどが脳の活性化を促し認知症の予防になるそうです。
大切なのは、認知症予防のために「何をするか」ではなく、どう刺激のある日常を送るかが重要とのこと。
また、近年では、新しい薬も登場し、治療の可能性も広がってきているようです。
■ 認知症ケアと支援体制
筑西市では、以下のような相談窓口や支援体制が整えられています。
地域包括支援センター (なかだて・しらとり・まごころ・えがお)
市役所 高齢福祉課
社会福祉協議会
認知症疾患医療センター(三岳荘小松崎病院)
また、「認知症カフェ」や「高齢者SOSネットワーク事業」など、認知症の方やそのご家族を支える取り組みも行われています。
■ 認知症サポーターとは?
認知症サポーターは、「特別なことをする人」ではありません。
認知症の方やご家族の「応援者」です。
もし困っている人がいたら親身に話を聞いたり、相談に乗ることもその役割の一つです。
さらに一歩進んで、地域の各機関とも協力し、見守り・傾聴などの活動や、認知症カフェ・サロンの開催などに関わる方もいらっしゃいます。
■ 誰もが安心して暮らせる筑西市へ
認知症は決して「他人ごと」ではありません。自分自身や家族、友人がいつか当事者になるかもしれません。
今回の講座を通して、まずは「知ること」「理解すること」が第一歩だと感じました。
そして地域の中で、お互いに支え合える関係を少しずつ築いていけたらと思います。