「終活は高齢者だけのもの?」今、若い人たちも始めています。
「終活(しゅうかつ)」と聞くと、どんなイメージがありますか?
おそらく多くの方は「高齢者がするもの」という印象を持たれるでしょう。
でも実は最近、20代の若い世代でも4人に1人が終活を始めているという調査があります。
なぜでしょう?その背景には、「デジタル社会」と「コロナ」があります。
SNSやスマホが当たり前の今、ふと考えたことはありませんか?
「もし突然、自分に何かあったら…」
- SNSアカウントやサブスクはどうなる?
- スマホの写真や大切なデータは?
- ネットバンキングや仮想通貨は?
など、自分しか分からない情報がどんどん増えています。
さらに、SNSでつながっていても「本音を話せる相手がいない」と感じる人も少なくありません。
便利なはずの時代なのに、孤独感や将来への不安を抱える若い方が増えています。
だからこそ、終活は「死の準備」ではなく、
「自分の生き方を見つめ直す」ためのポジティブな行動として広がっています。
たとえば…
- 自分が大切にしている価値観を言葉にしてみる
- もしものときに家族へ伝えたいことを考える
- 友人やパートナーへの感謝を手紙にしてみる
こうしたプロセスは、人生を整理するだけでなく、前を向くきっかけにもなります。
若くても、何が起こるか分からない時代だからこそ、
万が一に備える。未来を考える。
それが、若い世代の“終活”なのですね。